キャッシュプラグインの影響でコメントができなくなっていた問題を修正しました。

8年ぶりのビデオカードはGeForce GT 1030にした

Windows

この記事を読むのに必要な時間は推定で最大約8分31秒で、速読ですとその半分ぐらいです。

PCでゲームを遊ばないようになってずいぶんと時が流れました。徐々にPCで遊ぶゲームを減らしていったために、ビデオカードを購入しなくなってしまっていたんですよね。CPU内蔵グラフィックスで十分かなと。そこからバッタリとビデオカードとの縁は完全に途絶えていた感じなのだけれど、気付けばビデオカードを別途用意せずにCPU内蔵の環境で使い続けて8年も経過していたみたいね💦

MSI GeForce GT 1030 2G LP OC グラフィックスボード VD6348今回は3D性能を求めている人たちからすれば「なぜ?」と思われそうな感じの「GeForce GT 1030」を投入。OSをWindows 10に更新したのを機に完全にPCではゲームを遊ばないという決意をしているので、3D処理性能はほぼノーチェック。最低限の性能があればいいでしょってことで。今回久々にビデオカードを購入したのは4K@60Hz出力のためだったりします。要求案件は以下の通り。

  • 4K@60Hz出力対応のHDMIもしくはDisplayPort
  • 1スロット
  • 消費電力控え目

すでに使っているPCIカードがあったから、隣接スロットも別スロットへ移設しないといけないのは手間なので1スロットという条件にして探しました。ファンレスは高いし2スロット専有だったので断念。そして「MSI GeForce GT 1030 2G LP OC」をチョイスしたんですよね。HDMI2.0とDisplayPort1.4の端子が1個ずつあって、両方とも4K@60Hzで出力できるから将来4Kを2画面にしても大丈夫かなと。具体的にそのような2画面マルチディスプレイ計画はないけれど💦

まあ、最初にCPU内蔵グラフィックスを4K@60Hz出力できるマザーボードにしておけよといわれそうでありますが、映像まわりは最悪ビデオカードを買えばいいので。映像出力まわりの優先度を低くして検討の末に選んだ結果が今回の顛末だという……💦💦


60Hzは必須

ひと言でいって4K@30Hzはダメもダメダメ。ホント絶対に無理ですよ。動画やゲームをせずに通常の業務ならば大丈夫とかって見かけたりすることがあるけれど、ないない。マウスカーソルの移動からカクカク。常時リモートデスクトップを使っている時のような状態なんだもん。あれの状態でずっと使い続けられるか自問自答すれば答えはひとつ。30Hzは無理っす。

なので、4K@60Hz目的で1スロットしか使わないビデオカードとなると、2019年2月時点において「MSI GeForce GT 1030 2G LP OC」はいい選択肢になるんじゃないかと思います。多目的汎用USB-Hubにおまけ的に付いているHDMIの4K@30Hzには期待しないほうがよいでしょう。

ちなみに30Hz設定で動画を試してみたところ、画面の書き換え頻度の問題で23.97fpsのアニメでもコマ落ちしまくりの表示になってしまい、シーンによっては見られたものではないですね。30Hzだと画面の書き換えタイミングとあまり合わないでしょうから仕方がない。実写は多少マシかなって思いますが、動画再生では4K@30Hzは完全に使い物になりません。


では取り付けの話を。購入した「MSI GeForce GT 1030 2G LP OC」は、出荷時には端子部分にカバーが付いているので、それを取り外してからの取り付けとなります。最近は端子の保護カバーが付属しているのかと驚きました。

カバーを外して取り付けて、HDMIケーブルを繋いで電源オン。……あれ? 画面が映らないよ💦 ビデオカードの挿し込みが甘かったようです。こんな出だしで躓くとは思わなくて焦りました(苦笑)。かっちりとハマったと感触があったのにダメだった。パーツの工作精度の低さを想定しておくべきだったか。

慌てずにCPU内蔵GPUのマザーボード側のHDMI端子にケーブルを接続して適切にWindowsの終了を処理。こういうことができるぶんだけ、ビデオカードでトラブルと非常に厄介だった昔と比べてずいぶん楽になったなと思うシーンであります。物理的に別個の複数系統の映像出力ができるのはありがたい。

接触不良っぽいのをなんとかして無事に接続し、きっちりと取り付けてからPCを起動したら、まあいつものWindows標準ドライバーがサポートしている解像度での起動となりました。新規ビデオカードでのディスプレイ解像度の扱いは、レジストリを変更しておいてもダメみたいですね。汎用ドライバーが高解像度をサポートしていないから仕方がないということなのでしょうけれど。


昔と比べれば、あらかじめドライバをインストールしておかないと面倒なことになるってこともなく、最低限の表示ができるだけ昔と違ってずいぶんOS側が改善されていると思う。Windowsが起動して、ビデオカードの最低限の解像度だけサポートしているOSのデフォルトドライバーで解像度の低い画面が表示されるのにはやっぱり戸惑いますが……。

4K表示にはなっていない状態だったけれど、「デバイスマネージャー」の「ディスプレイアダプター」から「NVIDIA GeForce GT 1030」のプロパティで「ドライバーの更新」を押したら、ネットワーク経由でMicrosoftに登録されているGeForce GT 1030の最新のDriver Version 399.24がダウンロードされて適用されました。4K@30Hzでの表示になって、解像度だけは目的のモードへ。

完全な状態ではないけれど、昔はそもそも画面を映すためにCD-ROMからのドライバーインストール必須とかだったのに便利になったなぁ~って思うしだい。そう遠くないうちに、最適なディスプレイ設定で使えるような設定がデフォルトになるようになったら……いいな。


Windowsのデバイスマネージャーからの更新が終わって、Driver Version 399.24になったことを確認できたのはよいのだけど、画面設定を変更しようとしても4K(3840×2160)@30Hzまでだったので、これはドライバーのバージョンが古いと起こる可能性を考慮。検証はしていない。なので違う原因なのかもしれないけれど。

とりあえず、Windows Updateよりも新しいドライバーがあるんじゃないかと思って検索しました。まずはあれこれ試す前にビデオカードのドライバーを最新にしておいたほうがよいわけですからね。

NVIDIAのWebサイトにあるドライバーダウンロードからDriver Version 418.91(2019/2/13)をダウンロードしてアップデートを実行しました。

製品のタイプは「GeForce」、製品シリーズは「GeForce 10 Series」、製品ファミリーは「GeForce GT 1030」、オペレーティングシステムは「Windows 10 64-bit」、Windowsドライバーの種類「Standard」、言語「Japanese」で検索してのダウンロードです。

アップデート後は無事に4K@60Hzでの表示になりました。マウスカーソルの動きや動画再生が普通になって安心。

やっぱり4K環境は素晴らしい。

画面の描画処理がCPU内蔵グラフィックスより早いように感じるのは、30Hzと60Hzの描画頻度の違いによる印象的なものなのか、それとも2D表示処理性能の差なのかがちょっと気になったり。人の目は、動きが滑らかだと実際には同一処理時間でも早いと錯覚しちゃうもんね。


なお、GeForce GT 1030にしたら、普通に再生できていたmp4ファイルとかが真っ暗な状態で映像出ずになって焦りました💦

「Media Player Classic Home Cinema」は、表示→オプション→出力からDirectShowビデオを「同期レンダラ」にして解決。ほかも問題が起こって動画再生が真っ暗になるアプリはレンダラをEVRに指定するなどして問題を解消できた感じ。ふぅ、ビデオカードを取り付けただけで予想以上のやっかいごとの発生だった💦

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