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USEN

USENのGATE01 Type-Vがついに来ました。2002-10-23申し込みで2003-2-14開通。MDF室まで100Mbpsの光ファイバーを利用し、その先の各利用者宅まではVDSLを利用して上下共に16Mbpsのサービス。まだ同じマンションで利用可能なのはうちだけという開通直後で1人の状態で計測してみました。利用者の増加によっては今後速度の低下もあるかもしれません。

利用開始から2カ月経過後の状態は、総世帯数の15%以上が利用するようになっても上下とも15Mbps程度は出ているようで快適のひと言。

------ BNRスピードテスト (ダウンロード速度) ------
測定サイト:http://www.musen-lan.com/speed/ Ver2.2001
1.WebARENA / 12397.382kbps(12.397Mbps) 1587kB/sec
2.WAKWAK / 13008.796kbps(13.008Mbps) 1665.27kB/sec
3.ASAHI-Net / 14688.842kbps(14.688Mbps) 1880.33kB/sec
推定転送速度 / 14688.842kbps(14.688Mbps) 1880.33kB/sec

上り(アップロード)速度テスト結果
データ転送速度 16.42Mbps (2.05MB/sec)
アップロードデータ容量 1000kB
アップロードに要した時間 0.487秒
測定サイト  http://www.bspeedtest.com/ v2.2.1
キャリア/ISP  有線ブロードネットワークス/有線ブロードネットワークス
ホスト1 WebArena(NTTPC) 8.69Mbps(1764kB,1.6秒)
ホスト2 AT-LINK(C&W IDC) 15.4Mbps(4236kB,2.2秒)
推定最大スループット 15.4Mbps(1923kB/s)

少なくとも所沢市の小手指ハイツ某棟においては16Mbpsは実測値でした。ADSLのように実現が難しい理論値を売り文句にしていないことを考えると、理論値表記のBフレッツのマンションタイプ(Type-Vと似た速度しか出ていないことがある)よりユーザーに親切な感じかな。ただし、USEN GATE01は上り方向の転送量に100GB/月の制限があるのに要注意。契約前にはちゃんと約款をよく読みましょう。

2003年の現状においては、5~7Mbps以上の速度があればWeb閲覧程度では体感的な差をほとんど感じないので、コストパフォーマンスを考えればUSENは抜群に優秀だと思います。仕事などで大きなファイル転送を頻繁にやり取りするのでない限り、現実的には上下16Mbpsも出れば十分すぎる接続環境でしょう。難があるとしたら、薄利多売でやっているために採算面の関係で競合他社よりも提供エリアが狭いことですね。USEN導入記を参考にどうぞ。

10Mbpsクラスの速度を得るには高速なPCが必要です。特に無線LANだと顕著で、Mobile-Pentium3の500MHz程度では128bit強度のWEPだと2Mbpsも出ません。使用しているPC環境によってはADSLのほうがコストパフォーマンスが優れている可能性があることを念頭に置くようにしてください。

無線LAN(IEEE 802.11b)では私は6chを利用しています。集合住宅では近隣の無線LANと干渉する可能性があるので要注意。お互いに周波数帯が重ならず干渉しないチャネルとなると、1ch,6ch,11ch,14chという設定で4チャネルの帯域確保が可能です。出荷時は11chが多いので(初期の頃の製品は14chも多い)、1chや6chに設定してみると速度が向上したり安定するかもしれません。無線LANの利用者が多いなら1,6,11,14の4チャネルで居住者同士で相談、少ないなら帯域幅優先で2,7,12、あるいは3,8,13の3チャネルでうまく割り振って調整するとよいかもしれません。IEEE 802.11gの場合は1,6,13の3チャネルに振り分けると干渉を避けられます。

その後の機材更新でIEEE 802.11aのCH.34を今は使っていますけれど。過密しているIEEE 802.11b/gはもううちの環境では全然駄目。

VDSLモデムはギガリンク社のSU-600Jでした。上下Max18Mbpsのモデムです。これも将来的にはおそらく、より高速なモデムに置き換わっていくのでしょう。ADSL同様で技術の進歩がめざましいので、モデムはレンタルが正解かな?

(2003.7.16追記)小手指ハイツのほとんどに導入されたらしく利用者が増えたからか、それとも急速な全体の契約増ゆえか、パケットロスが多くなってきた。どこの部分の問題か調べようとtracert(tracert www.usen.comとか)をしてみたら、どうやら悪いのはNTTのIP網の先でUSEN側の設備。地域IP網とUSENの接続部より先ということで、小手指ハイツとか所沢エリアの契約増は無関係っぽい。st2-fr.pbc.usen.ad.jp-61.122.116.85あたりでパケットロスが多いんで、バックボーンの増強が追いついていないか特定ユーザーのせいか。どちらにしても、トラフィックに対しての設備投資が、少なくとも埼玉エリアでは不十分っぽい。

光ファイバーは受信だけでなく送信も非常に高速なため、障害情報に載らなくても局地的に障害が発生している可能性はあります。ワームやウイルスに感染するマヌケな人がいた場合、その人がまわりの帯域を食いつぶすことがあるというわけですね。あとはP2Pのファイル共有ソフトを常時使うような人が近隣に多いとかでも発生するかも……ってType-Vぐらいの速度では大丈夫かな。このウイルスやワームによる送信帯域の問題は深刻で、USENだけの問題だとは思えない。だが、Bフレッツならばプロバイダを複数契約して使い分けて回避できる可能性はあると思うのよね。

パケットロスが多発する日が頻繁にあるという状態が長期にわたって続くようならばUSENから乗り換えないとダメかも……。少なくとも3日以上連続することがあったら、仕事に影響が出るので非常に困る。NTT側の設備は大丈夫ということは、プロバイダを気の向くままに変えられるBフレッツに乗り替えてしまったほうが良さげな気がしてきた感じです。だが……、USENが導入されているマンションでマンションタイプのBフレッツは呼べるのだろうか……? 管理組合に「Bフレッツを利用したい」などといおうものなら「またお前か?」とかいわれそうだし、USENでいいじゃないかといわれるかもしれない(笑)。なにしろ、まず導入一歩目の管理人への説明で小一時間とはいかないまでも30分以上は説明して大変だったもんなぁ……。

まあ、徒歩10分ぐらいの実家へ行ってBフレッツを使わせてもらうという最終手段もあるかもしれないケド。でも実家は、100Mbpsなのにルータの低性能で4Mbpsしかでないとゆー、恐ろしくもったいないところなのであった(爆)。万一に備え、実家にルータを提供するのがコスト・労力共に最善策という噂もあるかも。

(2003.9.15追記)8月10日~15日頃に頻繁にVDSLのリンクが切れるという現象が発生したものの、パケットロスも解消されてUSENを継続利用しています。12社目のプロバイダであるUSENとは、長くつき合っていけるのかは微妙。マンションでも引けて部屋まで光ファイバーというBフレッツのニューファミリータイプに興味あるけど。VDSLとかの一時しのぎより、GigaBitクラスの潜在能力がある光ファイバーが部屋まで直接来るほうが長期的視点で見ればどう考えてもいいですからねぇ……。

(2003.10.20追記)早朝の始発が動く頃にVDSLのリンク切れが多発して会社への転送コケやすい日が続きました。突然発生したからたまたまなのかもしれませんが、仕事に影響が出てきたので一時保留していたプランを復活させることに。そう、ニューファミリータイプにトライしようと決意したわけです。Bフレッツのマンションタイプもいつの間にか設備が設置されて利用可能になっていましたが、VDSLが原因のリンク切れだったら困るからあえてここはチャレンジ。管理組合に「電話線の配管の中に光ファイバーを通す」工法ならばという前提条件で、光ファイバーの引き込み許可申請をしてみます。うちの棟は可能な構造なのだろうか?

(2003.12.9追記)もう3カ月ぐらいRAREWAREに繋がらない…。DNSが腐っていてUSENは海外サイトが苦手なのかも。これもプロバイダを好きな時に変更できるBフレッツに流れそうになる一因。でも、NTTは建物の構造からできそうだと言っているけど未だに管理組合から回答なし。あぁ、工事費半額キャンペーンが終わってしまう(涙)。

(2004.2.18追記)今年に入ってからUSENで接続障害が多発中。そんな中、管理組合の放置プレイのせいでNTTからBフレッツ・ニューファミリータイプの申し込みをキャンセルするという連絡が来た。そりゃ……4カ月も経てばなぁ、当然だよね。途中経過などの報告を全くくれない管理組合理事たち。ここでも_| ̄|○なのです。

2004年2月19日にKDDI光プラスが開通してUSENのほうは解約となりました。同じ値段で速ければ当然移るわけで……。