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スマートフォン(Xperia)でホタルなんて撮れないよね!?

この記事を読むのに必要な時間は推定で最大約7分13秒で、速読ですとその半分ぐらいです。

※この記事は古いため、ZenFone3 Ultraでホタルを撮った記事のほうが役立つと思われます。

7月8日は渡良瀬貯水池へと行ったのですが、そこでの散策途中でほたるんを見にいこうと誘われて、予定を変更して自宅へ帰還せずに、ホタルを見るために飯能市まで向かっていきました。いやー、でもさー、そもそもスマートフォンじゃホタルなんて撮影できないっしょ? 撮れるの? 無理ゲーにチャレンジする感じなんですが。まあ、ホタルなんてもう何年も見ていないので見に行きました(笑)。

予定にはなかったため、誘われた時点からスケジュールを急遽変更です。渡良瀬貯水池のダムカードをもらって、一番早く飯能駅へたどり着くルートを検索して、最安じゃなく、最速ルートで移動を開始しました。

はっはっは……、不運にも2カ所で遅延が発生して乗り換えに影響し、最安のルートのほうが早くつけたオチが待っていましたよ(汗)。飯能駅に到着したのは17:40頃と、高くて20分ぐらい遅くなったけど、これは不測の事態だからしょうがないよね。不幸な出来事は記憶から抹消しておこう。

※今回の撮影はすべてXperia Z1(C6903)で行なっています。

飯能駅北口では、ヤマノススメのラッピングバス1号車を見かけました。ひなたが(たぶん)「にゃんぱすー」といっているあれです。飯能駅でどん君に拾ってもらって、ホタルを撮影すべく入間川の上流へと向かいました。よくホタルを見られるらしいという場所です。そこで日没まで待ちます。にゃんこをチェックしたり、月をチェックしたりして待機ですにゃん。どのあたりに出るのだろうかとまわりを見てまわって暗くなったものの、ホタルを見かけません。

           

地元の人に聞いてみるのが一番とのことで、しまじろうさんにより情報の再収集が行なわれ、もう少し下流だったことが判明。移動を開始です。目的地はまわりに明かりがなくて真っ暗……。これじゃ、黒い写真ばかり増えますよ(苦笑)。

帰宅してPCから見ると色再現性の高いディスプレイだから多少違いはわかったけど、端末上では真っ黒ばかりで不安だったという。そう、最初からの諦め感です。

やっぱりホタルなんてスマートフォンじゃ無理じゃね?

撮影したものを見て、真っ黒、真っ黒……やっぱりなーって思っていたら、あれれ? なんか少し引っかかった? 光っている部分を拡大してみて、おおお!?

    

なんかホタルが発光しているところを偶然捉えることができたようですね。しかし、全然ほかには撮れていません。そもそも、撮影時にXperiaの画面上のプレビューで何も表示されないんですもん。

それならばと、数打ちゃ当たる的に撮影しておけば、見えるようなものをちょっと撮れるんじゃないかと試してみたくなったわけです。(面白い絵じゃないけど)ちゃんと撮れることもあるのかと思うと、もうちょっと試してみたい好奇心を抑えられません(笑)。

そうはいっても微光な相手。そもそも光量不足でカメラで捉えられないわけです。月を撮影し、光量不足で見えないならば月の光がわずかに差し込む場所を飛ぶ蛍がいたらそれを偶然撮影してみようと試したのですが……。なんだか最初の目的の、撮影もせずにふわふわ飛んでいるホタルを見て満足のはずが、ちょっと撮らせてくれよと完全に別方向に進んでしまいました……(汗)。撮影して、一応映ってはいますが……。でもこれは何か違う。

   

そうはいっても、完全に映らないわけじゃないならば、もうちょっといけるんじゃないかとか無謀な努力をしてしまうわけでして(笑)。暗闇での撮影テストを繰り返してみちゃいました。画面の数ドットが光るだけなんて、ディスプレイの不具合(常時点灯ドット)とか思えちゃうわけで、そのレベルで撮影できるというのでは意味がないですよねぇ。

試しに月やLEDの懐中電灯で照らしたところを撮影してみましたが、目で見た明るい範囲よりも狭い部分でしか撮影できないようです。フラッシュを使用しても川がそもそも写らないので、完全な闇での撮影はスマートフォンのフラッシュの光量不足でかなり難しいですね。人の目ならば暗闇になれてある程度見えるんですけれど、センサーにはそのような暗闇への慣れなんてあるはずもなく……。

   

そして次の写真は、光点がはっきり映ってるじゃないかと思われそうですが、それ、飛行機です(笑)。その次のはホタル。月を撮影したところで、撮影ポイントを移動です。縦画面で撮影しているのが移動後。

  2014-07-08_20.13.03_Sony_C6903_ISO6400 2014-07-08_20.21.09_Sony_C6903_ISO6400 2014-07-08_20.21.15_Sony_C6903_ISO6400

割と衝撃的だったのは、真っ暗でどうにもならないと思っていた2枚を、Google+がおまかせビジュアルでパノラマにしてくれたこと。おいおい、これをパノラマにできるならば、これまで昼間にパノラマの自動作成を狙って失敗しているのはなんでなんだ?(苦笑)

  

移動後も、条件がよければなんとかホタルが写ることもありましたが、狙って撮るのはやはり困難。だいたい約30匹ほどが飛んでいる状態でしたが、そのぐらいの数では運よく撮影できる範囲内に入り込んでくるのはせいぜい1~2匹でしかありません。みんな撮るのに苦労していました。最低でもこの2~3倍は飛んでほしいかな。

2014-07-08_20.31.54_Sony_C6903_ISO6400 2014-07-08_20.58.49_Sony_C6903_ISO6400 2014-07-08_21.08.28_Sony_C6903_ISO6400

本格的装備で撮影していたしまじろうさんと違って、自分は元々は見るだけのつもりだったわけですが、Xperia Z1でも運がよければ撮れることもあることを確認できたのが収穫という感じでしょうか。まさかカメラと正対してくれて、ホタルの体のまわりが発光しているさまが撮影できるとは思いませんでした。Xperia Z1の限界であるISO-6400でしたからね。奇跡のような感じです。しかも、当初の予定になかったんで、三脚なんか持ち込んでいるわけもなく、三脚を使ってませんし。

というわけで、「スマートフォンでホタルを撮影できるのか!?」という無謀としか思えなかった今回のテーマは、根気よく粘ればホタルが近くに来た時に運よく撮れるかもしれないという、意外な結果となりました。ちなみに2時間ぐらいかけて今回の結果です。iPhoneのカメラユニットはSony製なので、おそらくiPhone5/5Sあたりなら頑張れば撮影できるんじゃないかと思われます。ホタルが逃げずに近くまで寄れるようなところならば楽なのかもしれませんけれど、まあ……ホタルの気まぐれにすべてが左右されるという結論に至りました。

いやー、それにしても、もうこんなに根気よく腰を据えないといけない撮影は、事前準備なしからの参加は無理だ(笑)。もはや今回でかなりの満腹感(爆)。ホタルは今年はこれにて終了かな。最後に動画で撮影したホタルも公開しておきましょう。常に光っているわけじゃないから、慣れないと動画撮影も厳しいですね……とほほ。ホタルの観察をもっと続けて、飛行コースをある程度予測できるようになれば、もっとうまく捉えられそうな気はします。

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