キャッシュプラグインの影響でコメントができなくなっていた問題を修正しました。

Xperia ZL2の機能・使用感をチェック

この記事を読むのに必要な時間は推定で最大約7分12秒で、速読ですとその半分ぐらいです。

Xperia™アンバサダーのモニターで借りたXperia ZL2(SOL25)を5日ほど使用した段階で注目した部分・使用感を記載しておきます。

通話設定は電話として音声通話をする上でどのような機能があるかが気になるんじゃないでしょうか。Xperia ZL2には、周囲の音を軽減するマイクのノイズ抑制や聞き取りやすくするためのゆっくりモードが用意されています。Xperia Z1までとは設定項目のメニューの並び順が変わっていますけど。音声回線を使って通話する場合は、これらの機能の有無は重要(個人の感想です)。

音設定では、ノイズキャンセリングヘッドセット向けの項目と、USB経由でのハイレゾ音源向けの設定項目が追加されています。このあたりは対応機器を持っていないと無意味なので、自分には関係ありませんでした(汗)。気にはなるんだけど、さすがに高いから買ってまで試そうというのは無理だしなぁ……。

画面設定は、手袋をしていてもタッチパネルが反応する「手ぶくろモード」、機器を持っている間はセンサーで検知してバックライトを消さない「スマートバックライト」、スリープ時にダブルタップで(電源押しと同様に)スリープを解除する「タップして起動」があります。「スマートバックライト」は試したところ、必ずしも意図したようには動作せずにバックライトが消えることがあったので、手間が多少減る程度といった感じでしょうか。今後の改善での判定精度向上に期待したい部分です。「タップして起動」はXperia Tablet Zにもあった機能なのですが、自分は使っていませんでした。なぜならば、有効にしておくと画面の手入れで汚れを落そうとマイクロファイバーの眼鏡拭きを使用すると反応してスリープが解除されてしまう弊害があったんですよね。しかし、1年間の改良の成果なのか、今回のXperia ZL2ではそのようなことがなく、しっかりダブルタップを判別して動作するようになっているので、「タップして起動」は実用レベルになっている感じがしました。誤動作なく意図したように動作するのならば、いいですよね、これ。もう少し長い期間を検証してみないと最終的な判断はできないけれど。

   2014-05-30 13.35.44

個人的には、画面設定のホワイトバランスにいくつかのサンプル設定を用意しておいてもよかったんじゃないかと思うんですよね。例えば、ブルーライトをカットするアプリがあるぐらいだし、ここでブルーライト軽減の設定なんかがあったらよいだろうにって考えちゃう。カスタマイズできる部分を用意したら、それを活用するような初期設定も用意しないともったいないよなぁ。


さて、ここから先は完全な個人的使用感となります。

Xperiaを購入したらやらないといけないPCとのUSB接続。しっかりPCに認識させます。これまでは、PCとXperiaをワイヤレスで接続してファイルを簡単に転送できるようにするためには、USB接続時にPCに追加されたXperiaのアイコンを右クリックして「ネットワーク構成」を選んでいたわけですが、Xperia側の通知から「PCとペア設定」を選ぶことでウィザード形式でペア設定を行なうことができるように改良されたようです。この設定を行なっておけば、以後、設定のXperia™接続設定からUSB接続設定を選び、ワイヤレスメディア転送で接続したいPCを選んで接続すれば、Xperia内のストレージをPCから普通に外付けドライブ的に利用することができるので便利です。絶対に最初に実行するべきことじゃないかと。この機能があるからXperiaからほかの端末に移れなくなっているような気もしないでもない。相変わらず、すばらです~。

 

Xperiaといえば、標準の日本語入力が以前から優秀でしたが、さらに改良が進んでいます。入力確定後の「つながり予測」の一覧に矢印があるわけですが、これは誤って確定してしまった入力を確定前の状態に戻すUndo機能です。PCでは当たり前にありますが、スマートフォンの日本語入力では実装されていなかったりして不便だと感じたことのある人もいるんじゃないでしょうか。そう、誤変換での確定を簡単に変換前の状態に戻して変換し直しができるわけですね。スマートフォンでの文字入力が多い人には非常に重要な要素だと思います。

日本語入力は、ケース別にソフトウェアキーボード設定をすることができます。かな、英字、数字別に選択できるし、PCキーボードの場合に英字の上に数字キーを追加することも可能です。数字はあったほうが明らかに便利なんだけど、デフォルトはなしになっていて「???」でした。

ただし、Xperia Z1までは入力文字種がかなと英数だったのに、Xperia ZL2ではかなと英字と数字になってしまって切替の手間が増えて効率が低下した部分もあるので、このあたりの改善は希望したいところかな。

これまで使ってきたXperiaとの体感差をいくつか。これらは端末個体差のバラツキもあるかもしれないので、あくまでも個人的な感想です。

●GPS精度:優秀

ZL2 > GX > acro HD > Tablet Z≒Z Ultra≒Z > 実用レベルにはるかに届かない越えられない壁 > Z1(C6903)≒ゴミ(Z1はGPS情報取得に2時間近くかかったこともあったし、GPS的に数日に1度は5-10km以上離れた違う場所に長時間いる)

●昼間晴天時の屋外での画面視認性:よくないかも

Z1(C6903)≒Z > GX≒Z Ultra≒acro HD≒Tablet Z > ZL2
※自動調整でZ1の明るさ最低よりも、ZL2の明るさ最大のほうが画面が見えなかった……。orz

●バッテリー駆動時間:悪くない

ZL2≒Tablet Z > Z1≒Z≒Z Ultra > GX > acro HD

●RAM容量:長く使いたいなら必須

2GBのXperia Z1だと700~800MB空きでしたが、3GBになったXperia ZL2でも空きは700~1200MB近辺。RAMはあればあるだけ使うのがOSのパフォーマンス・省電力的にお約束だから、RAMの空き容量的には変化はあまりなしといったところでしょうか。ただし、基本ソフトがアップデートで大きく重くなってきていて、そろそろRAMが1GBのXperia GXがつらくなってきたので、長く使いたいならばRAMが2GBと3GBの差は将来的にかなり大きくなるのではないかと思われます。

ってことで、これにてblog更新的な不良債権処理は終了かな。もう睡魔に負けても安心して寝られる。つか、この3日ぐらい連続で寝落ちして生活リズム的にかなりよろしくない状態になっている気がする。

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