NTPを利用して時刻をあわせる
Windows 2000/XP
NTPサーバーを利用するとPCの内蔵時計を正確に合わせておくことができます。別途ツールを用意しなくても、OS標準のコマンドでNTPを利用可能です。
NTPサーバーを指定する
コマンドラインのNETコマンドを利用します。スタートからファイル名を指定して実行を選んでください。もしくは、Winキー+Rキーのショートカットでも可。ここでcmdとしてEnterキーを押します。
net time /setsntp:[NTPサーバー]と入力してEnterキーを押して実行します。NTPのサーバーはできるだけ近いところがよいので、利用しているプロバイダ内にあるようならそれを指定するとよいでしょう。
- OCN
- ntp-tk01.ocn.ad.jp
- ntp-tk02.ocn.ad.jp
- ntp-os01.ocn.ad.jp
- ぷらら
- ntp1.plala.or.jp
- ntp2.plala.or.jp
- WAKWAK
- ntp1.wakwak.com
- ntp2.wakwak.com
- DION
- ntp02.dion.ne.jp
- ntp03.dion.ne.jp
- Yahoo BB!
- ntp.bbtec.net
- So-Net
- ntp.so-net.ne.jp
- ASAHI-NET
- ntp.asahi-net.or.jp
- USEN
- ntp01.usen.ad.jp
- ntp02.usen.ad.jp
- ntp03.usen.ad.jp
更新間隔を指定する
初期状態では7日ごとに更新するようになっているので、内蔵時計の精度が低いPCを使っていてこれでは困るという場合はレジストリを編集して更新間隔を秒単位で指定することができます。例えば2時間ごとに行なうようにしたいのであれば、10進で7200(16進ならば1C20)です。
- HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥CurrentControlSet¥Services¥W32Time¥TimeProviders¥NtpClient
- SpecialPollInterval=dword:604800(初期値:7日ごと)
- SpecialPollInterval=dword:7200(2時間:60秒*60分*2)
NTPサービスを開始する
Windows Timeサービスが停止していると更新が行なわれません。サービスの状態を確認するには、スタートからファイル名を指定して実行を選んでください。もしくは、Winキー+Rキーのショートカットでも可。ここで%SystemRoot%¥system32¥services.msc /sとしてEnterキーを押します。
サービスの一覧が表示されるので、Windows Timeをダブルクリックして設定を確認しましょう。スタートアップの種類は自動にし、サービスの状態が開始以外であれば開始ボタンを押してください。これでNTPで時間をあわせることが可能となります。ほかのNTPクライアントを使うのであれば、このサービスを停止させてしまうほうがよいかもしれません。
こんな面倒な手順は踏みたくないという場合は、フリーソフトウェアのNTPクライアントソフトをダウンロードしてきてそれを利用するというのでもよいでしょう。時間を多少進めて時間をあわせることも可能なNTPクライアント「Adrasteia」を公開しているので、必要な方は使ってみてください。