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CD-ROM/DVD-ROM認識エラー(オートランを抑制する)

Windows95以降ではドライブにCDやDVDを入れると自動的に起動するオートラン機能が実装されています。これを回避するために、Shiftキーを押しながらCDやDVDを入れる……などというのを毎回するのは面倒です。レジストリを変更してオートラン機能自体を無効にしている人もいることでしょう。しかし、WindowsXPではオートラン機能を無効にするレジストリの設定によっては、CDやDVDを入れ替えたときに正常に認識できなくなることがあります。

何かのツールで書き換えられて一時期ハマりました……。

発生条件

WindowsXPでWindows2000同様のレジストリ変更である「すべての(CD-ROM/DVD-ROM)ドライブを対象にオートランを無効」にしていた場合に発生するようです。このレジストリの値は、トラブル防止のために変更しないほうがよいでしょう。

HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥CurrentControlSet¥Services¥Cdrom
AutoRun=dword:1(オートラン有効:初期値)
AutoRun=dword:0(オートラン無効)

代わりの対処法

ドライブの種別ごとにオートラン機能を抑制するレジストリを変更します。下にまとめた表を参照して、オートランを使いたくないドライブ種別のビットを立ててください。0x000000FFにすればすべてのドライブでオートランが無効になります。すべて無効にする設定にするレジストリ登録エントリは必要ならばどうぞ。

注意してもらいたいのが固定ドライブ(ハードディスク)です。これは内蔵だけでなく外付けも同じ設定で利用しているため、これのオートランが有効になっているとUSBやIEEE1394(i.LINK)の外付けハードディスクを取り付けるたびにオートラン処理が実行されます。ハードディスクでオートランを使うことはまずあり得ないため、bit3は立てておいたほうがよいでしょう。

HKEY_CURRENT_USER¥Software¥Microsoft¥Windows¥CurrentVersion¥Policies¥Explorer
NoDriveTypeAutoRun=dword:0x00000091(不明なドライブとリモート以外のドライブでオートラン有効:初期値)
ドライブ種別とビットの対応表
bitDrive Type
0不明なドライブ
1ルートが存在しないドライブ
2リムーバブルドライブ(フロッピーディスクなど)
3固定ドライブ(ハードディスク)
4リモート(ネットワーク)
5CD-ROM/DVD-ROMドライブ
6RAM-DISK
7システム予約(未使用:常にbit7はON)
書き込む値:

対応表のチェックボックスをチェックすると該当ドライブのオートランを無効化する値を算出できます。