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WindowsXPの起動を速くする

Windows XP

Windows XPでは起動時間短縮のために、起動時に一緒に参照されるファイルのディスク上の配置を調整し、効率的に関連ファイルを読み込めるように調整する機能があります。

ファイル配置の情報はC:¥WINDOWS¥Prefetch¥Layout.iniに記録されています。このファイルは、Windows XPをインストールした直後やService Packをインストールした直後には適切な情報がありません。そのため、Windowsの起動時に使われる情報を収集するために、PCの再起動を3~5回ほど行なったほうがよいでしょう。

スタートアップに登録されるタイプの普段使う各アプリケーションもインストールしておいたほうがよいでしょう。

C:¥WINDOWS¥Prefetch¥Layout.iniに情報が集まったら、スタートからファイル名を指定して実行を選びます。もしくは、Winキー+Rキーのショートカットでも可。

そこにRundll32 advapi32.dll,ProcessIdleTasksと入力してOKボタンを押すかEnterキーを押してください。これは、システムが暇なアイドル状態のときに3日に一度行なわれる、C:¥WINDOWS¥Prefetch¥Layout.iniに基づいたディスクの再配置を即座に実行するものです。バックグラウンドで実行されるので、処理が終了するタイミングはわかりにくいのですが、おおよそ10~15分ぐらいすると処理が終了するのではないかと思います。ディスクのアクセスランプで判断してください。

この処理が終了したら、WindowsXPの起動時間が短縮されるはずです。まあ、劇的にというわけにはいきませんが……。

PCを長時間電源を入れっぱなしの人は、放っておいても3日に1度の間隔で自動的に再配置が実行されているので効果はありません。

Defrag系のツールはいろいろありますが、「PerfectDisk」はディスク最適化(Defrag)時にC:¥WINDOWS¥Prefetch¥Layout.iniを参照して、ProcessIdleTasksで実行するのと同様にハードディスクの高速な部分にWindowsXP起動用のファイルを配置してくれます。それ以外にも書き換え頻度の低いファイル(一般的には主にプログラムがこれにあたる)も比較的ディスクアクセスが高速な場所へ配置されるので個人的にお薦め。