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microSDカード

SDメモリカードは、1999年8月に製品規格が発表され、miniSDカード、microSDカードと小型化が進んできています。それぞれのサイズはというと、SDメモリカードが24(W)×32(D)×2.1(H)mmであったのに対して、miniSDカードでは20(W)×21.5(D)×1.4(H)mm、microSDカードでは11(W)×15(D)×1(H)mmとなっており、microSDカードは紛失しそうなぐらいコンパクトです。変換アダプタを利用することでmicroSDカードをminiSDカードとして利用することもできるし、miniSDカードをSDメモリカードとして利用することも可能。

今回は変換アダプタ付きで安価なTranscendのmicroSDカードをチョイスしてみました。容量はmicroSDカードの容量上限である2GBです。自分が購入したときのお値段はなんと税込で3000円を切るという素敵な実売価格だったなり。ただし、これは状況によって値段が変動しそうなので、フラッシュメモリの相場が上がれば高くなるだろうし、下がれば安くなっていくと思います。

使用感

まずは変換アダプタを利用してSDカードメモリとしてPCに接続してみました。ちなみにSDメモリカードへの変換アダプタは、miniSDカードへの変換アダプタを利用するのではなく、直接microSDカードをさし込むタイプです。ほかにminiSDカードを持っていてSDメモリカードへの変換アダプタは持っていないという人は、本製品の変換アダプタを利用することができませんのでご注意ください。まあ、そんな人はいないと思うけれど……たぶん。

PCにさし込んでみたところ、WindowsXPからは空き容量2,044,854,272Bytes(1.9GB)として認識されています。速度のほうを調べるために、CrystalDiskMarkを実行です。

Sequential Read:4.099MB/s Sequential Write:3.034MB/s Random Read 512KB:4.094MB/s Random Write 512KB:0.569MB/s Random Read 4KB:2.732MB/s Random Write 4KB:0.026MB/s

安価なので速度のほうは元々期待していませんでしたが、やはり細かいファイルのランダムライト(中段・下段)が遅いですね。もっとも、このmicroSDカードはPC用に買ったものではなく携帯電話用なので、実際に使うケースではシーケンシャルリード&ライト(上段)が多くなると思われます。携帯電話のカメラで撮影した写真や動画の保存や、PCで音楽や動画を書き込む場合など、使用シーンを考えると問題とはならないでしょう。実際、特に速度が気になるようなことはありませんでした。

3000円を切る実売価格で2GBのmicroSDカードが手に入るというのは嬉しい限りですね。細かいところですが、microSDカードと変換アダプタを収納できるプラスチックケースも便利。2GBあれば写真や音楽には十分すぎる容量だし、動画にしてもF904iのQVGAモードで撮影しても3時間録画できることを考えれば実用性は十分といえます。SDメモリカード(およびminiSDカード・microSDカード)の規格上の容量上限が2GBであるため、もし2GBで不足するようならばもう1枚microSDカードを購入して入れ替えながら使うことになることでしょう。