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EXILIM EX-S100

使っていたデジカメのバッテリーが全然保たなくなったので、新たに選択してみた製品。撮った写真を印刷したりはしないから、500万画素クラスでなくてもいいやと、2005年1月末に比較的安くて薄型で便利そうな本機をチョイスしてみました。まさかその後にキャンペーンに当選するとは思わず……。

あえていうまでもないと思いますが念のため記述しておきます。本ページのEX-S100の本体写真はDSC-T7で撮影したものです。EX-S100を2つ持っているわけじゃないから。

主なスペック

使い勝手は良好

クレードルに置いたEX-S100

印刷せず、PCでの画像利用で縮小することが前提ならば必要十分な320万画素の薄型デジカメです。正直いって画質のほうはイマイチ感がありますが、使い勝手のよさを考えるとどれか1つ普段持ち歩くならこれかなという気はします。光学ズームは2.8倍まで対応。接写は苦手なようで最低17cm離さないといけません。ちょっとこの部分が用途によってはネックになるかも。

まず何よりも嬉しいのがクレードルです。PCの本体とクレードルをUSBケーブルを繋いでおくと、クレードルのUSBボタンを押すだけでUSBマスストレージドライブとしてPCからデジカメのメモリを参照することが可能。クレードルに置いておくと充電できます。外出先から戻ったらクレードルに置くという使い方をすれば、いつでもフル充電状態、必要になったらすぐに1ボタンで画像参照という感じで使いやすいですね。クレードルのもう片方のPHOTOボタンはスライドショウの開始となっています。撮影した写真が液晶で順次表示されていく機能です。あまり必要ないと思う人もいるかもしれませんが、できないよりはできたほうがいいわけで。

使っていて意外と便利なのが、本機上部にある2つのボタン。再生モードと撮影モードの切り替えボタンですが、電源が入っていないときにこのボタンを押すと、それぞれのモードで起動します。撮影はしないけど撮った写真を見たいという場合、再生モードで起動するとレンズを閉じたまま写真を表示できるのが便利。バッテリーの消耗を最低限に抑えられるのがよいです。なお、電源オンから撮影ができるまでは、約1.4秒ほど。

付加機能

撮影モードでボイスレコーディングを選ぶと、ボイスレコーダーとして使用することもできます。録音形式はWAV(ADPCM)なので、録音した音声はWindows Media Playerでそのまま再生可能。そのぶんちょっとファイルサイズが大きくなりますが、まあ容量大きめのSDカードを用意すればOKでしょう。MP3とかで録音されれば面白かったんだろうけどね。

ビジネスショットの補正例ちょこっと便利というものでは、斜めから撮った画像を正面から取ったかのように補正できるビジネスショット機能があります。名刺や資料を撮影すると、正面から取ったつもりでも斜めになっていて台形状に写ってしまうことがありますが、これを自動で補正できるのです。補正例はかなりいい加減な角度から撮影したものを補正したらどうなったのかというものです。古い名刺しか手元になかったので素材はちょいとアレなものですが……。ずいぶんとテキトーに撮影したのにきれいに取り込めました。この機能は意外に使えます。

細かい部分では、本体内蔵メモリが9.3MBあることが特徴かも。SDカードを入れていない状態でも320万画素の画像を5枚程度撮影して保存できます。音声ならば39分程度です。

本機で撮影した画像のデータは、デジカメ画質比較ページをご覧になってください。