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KU2501S

138mm×79mm×10mmと非常にコンパクトな外付けHDDケースです。9.5mm厚の2.5インチHDDを内蔵可能なUSB2.0対応製品。HDDを取り付けても携帯電話2台分ぐらいの重さで済むので、大容量データを持ち運びたい場合に便利な製品だといえるでしょう。実売価格は3000円程度なので、2.5インチHDDの価格に多少追加するぐらいで携帯用HDDを用意することが可能というわけです。

電源はバスパワーのみでUSBから取得します。5V/1A以上を要求するHDDを取り付けた場合は、USBケーブルを2本挿すことで電源供給をするというユニークな設計です。HDDぴったりのサイズなので、HDDの固定はネジ不要。コネクタにHDDを繋いで、ケースに入れるだけ。ケースの固定用にネジが1本ありますけど、それだけです。

USBストレージクラスだから、Windows2000/Me/XP,MacOS9.0以降では接続するだけでそのまま使用可能となります。小容量のデータは携帯性抜群の「PocketBit」などのUSBメモリデバイス、大容量のデータはUSB-HDDという使い分けが便利でしょう。ちなみに自分が取り付けたHDDはHITACHIのIC25N060 ATMR04です。

WindowsXPではPIO転送のHDDからUSBやIEEE1394(I.LINK)の機器へ大容量ファイルをコピーすると、なぜか転送先デバイスがフリーズすることがあるので、環境によっては注意が必要かもしれません。これはSP2で直ったようです。

なお、USB2.0は2004年初頭の段階でもシビアです。マザーボードのチップセットやHubなどのコントローラーがIntel以外の製品だと、当たりハズレの相性問題が発生することがあるようです。安定性重視でIntel系しか使っていない自分は問題が起こったことはありません。ですが、知人では特定のUSBポートに差し込まないとUSB1.1と認識されてUSB2.0の高速さが殺されるとか、そもそも認識を正常にしてくれないとか、延長ケーブルをはさんだら正常に動作しなくなったなどの話を聞きます。知人の使っているものはこの製品ではなく類似競合製品ですが。ちなみに競合する、アイオーデータなどの既製品のUSB-HDDでは知人たちも問題が起こってません。この製品を含む自作系アイテムには、USBとIDEを変換するブリッジチップにおそらく多少の問題があるのでしょう。安いのを使うなどしていて。こういうアイテムは自己責任で購入しましょう。まあ、PCの本体側に自信があれば何も問題ないんですけどね。