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あしがくぼの氷柱《2017年》

写真
[α7S+SEL1635Z] ISO感度100, 絞り値f/4.0, 露光時間6秒, 16mm

この記事を読むのに必要な時間は推定で最大約5分1秒で、速読ですとその半分ぐらいです。

2017年で4回目の開催となる「あしがくぼの氷柱」の初日に行ってきました。たぶん9回目の訪問。明るいうちには行けずに日没後のライトアップだけですけれど。今回の期間は、1月6日から2月26日までの予定となっています。ライトアップの実施は金曜日から日曜日と祝日のみで夜8時まで。ただ、楽しむために必要な時間を考慮した場合、「芦ヶ久保駅」か「道の駅果樹公園あしがくぼ」に19:00までには到着しておいたほうがよさそうかな。会場に入るには環境整備協力金200円が必要です。芦ヶ久保駅からは整備されている遊歩道を歩いて約10分ほどの場所にあります。

※ちなみに今回の撮影機材は、Sonyのミラーレス一眼カメラα7SにカールツァイスレンズSEL1635Zを選択しました。レンズによって撮影設定は変わってきますし、α7Sは最大解像度を抑えて1画素あたりの受光量を増やして高感度性能を獲得し、広いダイナミックレンジを特徴とする非常に特殊な方向に性能が偏った変態カメラなので、同じように撮るための設定を聞かれてもお答えできませんのであらかじめご了承ください。

SONY ミラーレス一眼 α7S ボディ ILCE-7S ソニー Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS※Eマウント用レンズ(フルサイズ対応) SEL1635Z

横瀬町はこの「あしがくぼの氷柱」をこれまで毎回改善してきていたわけですが、今回は会場までの遊歩道が広く歩きやすいようになっていたように感じます。訪問者が増えたことでの対応だったのでしょうけれど、初日のライトアップ時間帯は、去年よりは撮影スペースが確保しやすい感じでした。三脚を使って撮影している人があまりいなかったので。たぶん、2016年は気温が高くて初日は氷柱があまり育っていなかったんで、今回は前年の教訓から初日を回避して様子見する判断をした人がいたのかなと予想します。

さて、今回も悩まされたのは電車と合せでの撮影。マニュアルフォーカスであらかじめピントを合わせておくのは当然としても、ほかの設定が難しいんですもん。減速して走ってくれる特急レッドアローならばシャッタースピード1/60秒でもいける感じだけど、普通列車はシャッタースピードが1/100秒以上じゃないと被写体ぶれが発生してしまいます。カメラの高感度性能が求められるケース。特に今回は線路周辺に雪が積もっていないため、照り返しの光で電車が明るくならないので感度の調整が一番重要。電車と合せたい場合は満月の日狙いがよいかも。それと、ベストな写真を撮ろうとするならば、電車通過時に最も近いライトアップ部分が何色かでISO感度を変えないといけないのが難しいんですよね。電車が来る音が聞こえてから視界内に入ってくるまでに素早く調整する必要があるため、ノウハウの蓄積が必要となるから、そんな調整は地元民にしか無理そう。せめて自分は前年の2回目と同じレンズSEL35F14Zを持ってきておくのが正解だったかも……。

あと、雲が少なければ広角レンズを使ったり離れた場所から撮って星空も合せてみるのもよいと思います。星空撮影にも割といける場所なので、下だけじゃなく上も見たほうがより楽しめると思います。

氷柱ができるということは会場は凍える寒さです。押さえておきたい点をいくつか。

  • 長い時間楽しみたいならば防寒具は必須です。自然の冷蔵庫の中にいるようなものだから。凍えそうになったら展望スペースに用意されている暖炉へ。
  • 夜の会場は暗いため、狙った角度での撮影をするならば三脚を用意。広角ならば柵などを利用して固定して撮影でもある程度なんとかなるかな?
  • ライトアップの見た目とプレビュー画面で色が合わない場合は、ホワイトバランスをオートから別のに変更してみる(問題が解決するかは機材次第ですが)。
  • デジカメで撮影をするならば予備バッテリーかカイロを持っていくべし icon-arrow-circle-right 気温が低いとバッテリーの出力低下によって、バッテリー残量がまだあるのにバッテリー切れになることがあるため(カイロをタオルなどで包んでカメラのバッテリー内蔵部分を温めるか、胸ポケットなどに入れておいて保温していた予備バッテリーと交換して交互に使って低温でのバッテリー切れを回避しましょう)

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