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Xperia Z UltraとXperia A2

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2014年に増えた端末はXperia Z UltraとXperia A2の2機種でした。Xperia™アンバサダーで借りた際に使いやすかったため、Xperia Z Ultraはメイン端末でほしいなと思ったのと、最近はGoogleのアプリが肥大化してXperia GXではツラくなってきたので安かったXperia A2を後継機として調達したわけです。2014年の際後に、この2機種を振り返ってみます。

Xperia Z Ultra

Sony XPERIA Z Ultra C6833 LTE版(Black) 海外SIMフリー携帯パスポートサイズの6.44インチのXperia Z Ultraはポケットに入るから、どこへでも持ち運べる最大画面を持った端末です。7インチにやや届かないサイズとはいえ、1080×1920の画面で電子書籍も読みやすく、軽くて持っている手もあまり疲れないというのが素晴らしい。自分は7インチタブレットのNexus7(2012)も持っていたのですが、完全にXperia Z Ultraに駆逐され、使わなくなってしまいました。0.5インチぐらいの差ならば、やはり常時携帯できる端末のほうを使っちゃうのは必然。ついでにいうと、もう10インチタブレットのXperia Tablet Zも動画再生以外には使わなくなりつつあります。それほど自分のモバイル環境に大きな影響を与えた優秀な端末。2014年のBest Buyアイテムだったかな。

ただ、惜しいのはカメラ機能が貧弱だということでしょうか。800万画素でフラッシュとカメラキーなし。同時期の2000万画素のXperia Z1と比べて明らかに劣っています。大きい端末だからカメラなんかあまり使わないだろうと判断したのでしょう。確かにポケットに入らない端末ならばカメラの使用頻度は低くなるかもしれません。しかし、Xperia Z Ultraはポケットに入って常に持ち運べる端末。判断ミスで、今のSonyはハイエンドな端末で勝負をしないといけないだろうに、中途半端にコストダウンをしようとカメラ性能を抑えてしまったと思われます。昔のSonyだったら妥協などしなかっただろうなぁ……。カメラもその時点で採用できる最高性能のものにして、6.44インチの大画面で確認しながら撮影をできる圧倒的利便性をアピールしていたんじゃないでしょうか。実に惜しい。個人的には端末が薄すぎて、長時間持つ時には手が痛くなるのがマイナス評価かな。細かい部分だと、充電するUSB端子は落下防止で使いたいストラップホールに近い場所にあってほしいとは思うものの、どうしてもってほどじゃないし。カメラと薄すぎ。この2点以外には大きな不満はなし。

価格もSIMフリーのグローバル版が4万円を切っているのと、Wi-Fi版はもっと安くなってお手頃な価格になってるので、両手操作をする人にはぜひお薦めしたいですね。au版は毎月割で実質価格もだいぶ安いんじゃないかと。もっとも、現行契約があればモバイルルーター(テザリングでも可)+Wi-Fi版Xperia Z Ultra、もしくは転送量が月間2GBで1000円未満で契約できるようなMVNOの格安SIM+SIMフリー版Xperia Z Ultraのほうが実際にはお得ですね。

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Xperia A2

Xperia(TM) A2 SO-04F【White】2014年6月に発売されたドコモ向けの廉価版Xperia A2は、4.3インチとこぶりなサイズで片手操作が可能な端末です。最初に述べたように、音声回線で使っているXperia GXが非力になってきてしまったために用意した後継機となります。RAMが1GBから2GBと倍増し、CPUも1.5GHzのデュアルコアから2.2GHzのクアッドコアになったので安心。Xperia Zシリーズより厚い9.7ミリという厚みはむしろ持ちやすくて、薄すぎる最近のXperiaより断然好みだったりします。両手操作ができない時にはこちらをテザリング接続で使うので、Xperia Z Ultraと状況に合わせた棲み分けができている感じでしょうか。

Xperia A2を使っての感想は、正直いって最近の薄すぎるXperiaは持ちやすくないので勘弁してほしいというものでした。カバーを付けている人もいるんだし、そんなに極限まで薄くなくてもいいと考えているのは自分だけじゃないと思うんだけどなぁ。もう少し厚くなっても放熱効率を上げるとか、バッテリー増量するとか、薄くしなければ搭載できる機能を入れるとか、そういう方向では……やはり作れないのかなぁ。営業は宣伝のアピールポイントで薄さを挙げるのが楽そうだし、技術者は薄く詰め込んでみたい探究心があるだろうし。

それにしても、Xperia A2は結構バッテリーが保ちますね。画面サイズが小さいのと解像度が720×1280に抑えられているから、画面制御に使われる消費電力が少ないというのがあるんでしょう。事前予想よりも意外と満足が高い端末でした。ただ、カメラには期待してはダメだなぁ。XperiaシリーズがAndroid4.4になってから発生した撮影時フリーズバグはこの機種にも起こる。撮り直せない状況でそれが起こると絶望が残るのみだもん、困る。グローバル版のXperiaにはその不具合修正が来ているわけだけど、国内版にはいつくることやら……。出荷時のインストールアプリの動作検証コストをドコモが嫌がって、最悪の場合は国内版にはアップデートが来ないかもしれませんよね。

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